速読にも歴史がある
速読法というと、何となく現代社会が生み出した技術で、生まれたのはつい最近では?というイメージがありますよね。
しかし、実際には速読法には結構長い歴史があります。
そんな速読法の歴史について、少し紐解いてみましょう。
速読という技術が実践されていたのは、果たして何年前からなのでしょうか。
これは、はっきり言って誰にも特定はできないでしょう。
というのも、この速読法という技術は、公式の記録として残される類のものではないからです。
あくまでも日常生活などの中で、個人が発揮する技術です。
その為、例えば誰かが速読法を開発し、それを使用していたとしても、せいぜい回りに自慢するくらいで、日本全国に広がるという事はなかなかありませんよね。
よって、恐らくは大昔から行われていたであろう、と推測はできても、実際に最初に誰が思いついたのか、それはいつか、といったことはわかりません。
ですが、速読自体の歴史としては、今から数十年前には確実にひとつの技術として伝授されています。
というのも、速読を教える塾などの中には、数十年前から活動している所が多いからです。
その時点で、もう速読のノウハウは確立しているわけですから、さらにその前から速読というものが行われていたという事になります。
速読は、ある意味その時代を反映させる技術と言えるかもしれません。
一昔前の速読と今の速読とでは、主とする部分が結構違います。
それは、進歩であると言えるのかもしれませんが、現代の時代背景に合わせた結果ともいえます。
時代の流れと共に変化する速読という技術は、非常に柔軟な文化と言えます。
重要なのは最初の5分
速読法における基本は、文字を読む速度そのものにあるでしょう。
それが遅いと、なかなか速読法を身につけることは難しいかもしれません。
その為、最初は文字を読む事そのものに対しての訓練を行う必要があります。
そして同時に、速読法に必要なのは、内容を理解するスピードです。
文字ばかり速く読めても、肝心の中身が頭に入らないようではちょっと問題です。
読書の意義そのものが問われてきます。
文字を速く読むのと同時に、内容を頭の中に入れ、それを理解する速度も問われてくるのです。
では、そういった内容把握力はどうやって身につけるのでしょう。
ひとつの方法としては、最初の5分を有効に利用する事です。
本には、例外もいくつかあるものの、大体構成として「起承転結」というものがありますよね。
ですが、さらにその前に「プロローグ」というものがあります。
あるいは、解説本などの場合は、「最初に」「はじめに」「プレビュー」などという項目があるかと思います。
ここで、まずその本に対しての内容把握を行う事が、速読法の基礎と言えるでしょう。
本の内容を把握する為には、まずその本の特色、テーマ、あるいは文体など、あらゆる情報を入手する事が重要です。
それを行えば、後は中身に集中できます。
この文書はこういうことを言いたいのか、などという理解は、その本の特色やテーマを知る事で、かなり短縮できるのです。
そのためには、最初の5分でどれだけテーマや特色を理解できるかにかかっています。
5分というのは、人間が最も集中できる時間と言えます。
ここでしっかりその本の概要、あるいは訴えたい事、もしくは性質といったものを把握できれば、その後の25分、有意義な読書ができるでしょう。
独学で速読を学ぼう
速読法を学ぶにあたり、コストを一切かけたくないという人もいるかと思います。
仕事に利用するのではなく、あくまで読書という趣味の範囲で速読法を利用したいという場合、その技術取得にそれほどコストをかけたくないのが人情というものですよね。
では、実際にコストをかけないで速読法を学ぶ事は必要なのでしょうか。
コストをかけないというのがどういうことかというと、すなわち教材や講師の方に頼らないという事です。
よって、必然的に独学で学ぶということになります。
そして、速読という技術が独学で学べるかというと...学べないとはいえない、といったところです。
まず最初に言えることは、かなり難しいという事です。
インターネットを利用してある程度知識を得ることはできます。
トレーニングの方法を知る事もできるでしょう。
しかし、実際に行って見て上手くいかなかった時、教えを請う相手がいないのは致命的です。
それで上手くいかずに止めてしまうという人が大半なのではないでしょうか。
もしそれなりに上手くこなせたとしても、急激に読書スピードが上がる前に辞めてしまうケースがほとんどでしょう。
というのも、独学の速読というのは、ゴールが見えないのです。
文庫本1冊30分で読めれば立派、という基準が速読法にはありますが、はっきり言って独学でそこまで辿り着くのは無理です。
よって、独学なりのゴールを見極めなくてはならないのですが、それがなかなか設定できず、中途半端な所で止めてしまうというパターンになったりします。
これだけだと独学では無理なのでは、と思われるかもしれませんが、実際にはしっかり学べる人もいます。
そういう方は、余程速読の才能があった、という事になります。
ですので、ほとんどの人はそれにあてはまらないものの、中にはできる人もいる、という事になるのです。
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